2歳前後の噛み付き ~謝れない、「ごめんなさい」が言えなくても~

育児全般

お友達と遊んでいて、我が子が人に噛み付いてしまったら…とでも、ショックですね。

1度噛み付くと、トラブルの度に噛み付くようになってしまいます。そうなると、公園や支援センターなど、お友達がいる所に行くのが嫌になってしまいます。

噛み付きは、1歳前後の噛み付きと2歳前後の噛み付きとで原因と対策が変わってきます。ここでは、2歳前後で噛み付きに困っているママに、知っておいて欲しい事をお話しします。

1歳前後の噛み付きで困っているママは、1歳前後の噛み付きの記事を参照ください。

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噛み付きの時期

噛み付きには時期があります。3歳にはなくなっていると思います。

期間はその子によって違い、3ヶ月くらいで終わる子もいれば、1年かかる子もいます。

でも、今、噛み付きに悩んでいるママは、安心して下さいね。いつか必ず噛みつかなくなる日はきます。今は、噛み付いてしまう時期なのです。

終わりはきますが、この記事を読んで、噛み付きの時期を乗り切りましょう。

なぜ、噛むの?

2歳前後の噛み付きの原因は、自我を通そうとしている時です。自分の思いが通らない時、欲しいものを手に入れたいときや、したいことを邪魔された時などに起こります。

このタイプは、兄弟喧嘩や、お友達とのトラブルの後に起こります。相手も、他人に向かっての事が多いので、親は1番悩みますね。

自我を通そうとして噛み付く子への対応

このタイプは、遊んでいる時間に噛み付く事が多いので、お友達が周りに居るときはお子さんの側を離れず、嚙みつこうとした時はすぐに止めます

また、噛み付くかもしれないと思った時には、その場を離れさせます。嚙みつこうとした原因が、ママは分かると思うので、思うようにしてあげるのか、他に気を向かせるのかしてあげて下さい。

例えば、他の子が遊んでいるおもちゃが欲しかったけど、貸してもらえなかったので、噛もうとした場面では、まずは、「あのおもちゃが欲しかったんだね」と理由を認めてあげましょう。「ママは、わかってくれてるんだ」と知らせる事はとても大切です。

その後で、「貸して」って言ってみようか?、または「待ってようね」、「お外で遊ぶ?」などと気を他に向けるのもいいですね。

嫌だった時には、噛み付く以外の方法がある事を教えてあげましょう。そして、噛み付くのを我慢出来た時には、オーバーに褒めてあげて下さい。

噛み付いてしまったら

もし、噛み付いてしまったら、相手に謝らなければいけません。2歳前後のお子さんは、ごめんなさいと言えない子が多くなる時期です。それは、ごめんなさいと言う言葉の意味がわかってきたからなのです。

もっと小さな時期は、ママに「ごめんなさいは?」と言われるとすぐに「ごめんなさい」と言えます。これは、ママに「バイバイは?」と言われてを振るのと同じ感覚です。ごめんなさいと謝る意味がわかっていないので、すぐに言えるのです。

2歳になり、ごめんなさいの意味がわかるようになったら、ピタッと言えなくなります。ママは、謝らない悪い子になったような気がして、育て方が悪かったかなと不安になりますが、これは成長なのです。

しかし、お友達を傷つけてしまったら謝らなければいけません。ごめんなさいと言えればいいですが、言えない場合はママが相手に謝りましょう。

謝れないということは、悪い事をしてしまったと思っているということです。謝る場面に一緒にいることだけでも、十分にダメな事をしてしまったと思っているのです。その場にいるのが嫌で、逃げ出してしまう子もいます。この行動も謝れない事と一緒で、悪い事をしてしまったと思っているからこその行動です。

無理やり謝らせたり、連れ戻したりしないで、親が相手のお子さん、親に対して誠心誠意謝りましょう。相手の親も、子供に謝らせる事に一生懸命になっている親より、我が子のした事に誠心誠意謝っている親のほうが好感を持ちます。

お子さんは、その場にいなくても、ママが謝っている姿を遠くから見ています。「ごめんなさい」と音葉で言うことだけが、反省するということではないのです。

保育園での噛み付き

保育園で過ごしている時間に、同じクラスのお友達に噛み付くというのはよくある事です。1歳児後半から2歳児前半によくあります。

保育時間中の噛み付きは、ママにはどうすることも出来ませんが、お迎えに行った時にお友達に噛んだという事を聞くと落ち込んでしまいますよね。頻繁に続くと他の保護者から、問題児扱いされてしまう時もあります。

保育時間中の事は、保育士さんにお任せするしかありませんが、もし、我が子がお友達を噛んだことがわかれば、その親御さんには謝ったほうがいいと思います。

送迎の時間帯が違ったりすると、なかなか相手の親と会えないこともあるかもしれませんが、園行事の時などで、顔を合わせる機会はあるはずです。なかなか言いづらいですが、一言謝っておきましょう。

そして、担任とも連絡を密にして、噛み付きが治る方法を一緒に探してもらいましょう。家族の次にあなたのお子さんの事を知っていて、育ててくれているのは、担任です。

担任は、あなたのお子さんの事を一緒に考えて、育ててくれるとてもありがたい人なのです。なんでも相談できる関係を築いておきましょう。

人のせいではありません

噛み付く子のママで、時々、「うちの子は人に噛まれたから噛むようになってしまった、〇〇くんが人に噛み付くのを見て真似するようになった」という事を聞きます。そう思いたい気持ちはよくわかります。

でも、ほんとにそうでしょうか?

噛み付かれても、噛み付きの場面を見ても、噛み付かない子は真似しません。それは、育て方というより、持って産まれた気質のような気がします。

我が子の噛み付きが見られたら、噛み付きか治るまでしっかりと子供と向き合いましょう。

2歳前後の噛み付きは、自分の思いを言葉で言えられないことが原因となっていることが多いです。単語は話せても、自分の思いをまだまだ文章で伝える事は苦手で、ガブッとしてしまうのです。

ですから、この時期、噛み付きが出てしまったお子さんに対して、ママはお友達と遊んでいる所から離れず、トラブルが起きそうになったら、お子さんの気持ちを代弁して気持ちの伝え方を教えてあげて下さい

自分の気持ちを伝えられるようになれば、噛み付きは徐々に治ってきます。

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