おねしょの治し方 おしっこを作らない体にするために 夜のトイレトレーニング

トイレトレーニング

昼のトイレトレーニングが終了すると、今度は夜のトイレトレーニングを始めたくなりますね。

でも、昼のトイレトレーニングは出来ますが、夜のトイレトレーニングは出来ません。

3歳くらいまでは、おねしょは普通の事と捉え、オムツを履かせて寝かせます。4〜5歳になっても夜におしっこが出てしまう場合に、参考にしてください。

おしっこを作らない体になります

私達は、夜はおしっこを作らない抗利尿ホルモンが分泌されています。日中は、このホルモンが少ないためにおしっこの回数が多く、夜はホルモンの分泌が多いので、おしっこの回数が少なくなります。

ですから、大人は夜の間ずっと、トイレに行かなくても寝ていられるのです。

子供も成長と共にこのホルモンが分泌され、夜寝る前におしっこをすれば、朝までオムツが濡れずにぐっすりと寝れるようになります。

個人差があります

この抗利尿ホルモンの分泌は、個人差が激しいようです。2歳くらいで、朝までおしっこが出ないお子さんもいれば、6歳になっても夜のおしっこが出てしまうというお子さんもいます。年長くらいになって、頻繁におねしょをしていると、親は、不安になりますね。

この年齢になると、お子さん自身も恥ずかしがったり、オムツを履くことを嫌がったりするので、なんとか対処してあげたいですね。

夜中に起こすのは、やめましょう

我が子もなかなか夜のオムツが取れませんでした。なんとかしようと思い、夜中トイレに連れて行ったり、オムツを履いているからトイレに起きないのかと思い、パンツで寝かせてみたりしました。しかし、なんの効果もなく、毎日おねしょの日々でした。

先ほども言ったように、夜のおしっこは、ホルモンによって制御されます。このホルモンは、成長と共に多く分泌されます。子供の成長は、みなさんもご存知のように、寝ているあいだに成長ホルモンが分泌されます。

よく成長のゴールデンタイムと言われますが、午後10時〜午前2時に多く分泌されます。その時間に深い眠りに入っていなければいけないので、午後9時には寝て、午後10時からの4時間は、しっかりホルモンを分泌させましょうと言われています。

最近は、ゴールデンタイムに限らず、熟睡してからの3時間に成長ホルモンが分泌されるという説もあるようです。

どちらにしても、寝てから4〜5時間は、熟睡していなければいけません。

おねしょをさせないことを重視して、夜中に起こしてトイレに連れて行くことは、成長を阻害し結果、抗利尿ホルモンの分泌も減ることになります。

お子さんのためを思ってやっていることが、逆効果になってしまうのです。

おしっこがいつ出ているのかチェックしましょう

何度も、「おねしょは成長とともに治ります」とお話していますが、では、ほんとに何もすることはないのでしょうか?

そんなことはありません。

年齢にもよりますが、子供は、10時間以上の睡眠をとってもらいたものです。その10時間の間のいつ、おしっこが出てしまっているのかチェックしてください。多くのお子さんは、寝てすぐの時間ではなく、朝方出てしまうようです。

お子さんが寝ているあいだにそぉーっとオムツを触ってみて、いつ頃出ているか把握してみましょう。

もし、おしっこが出ている時間帯が朝方であれば、起こして一度トイレに連れて行きましょう。これで、オムツを濡らす事が少なくなるでしょう。

夜尿症

6歳になっても、夜中に何度もおしっこが出ているようであれば、治療が必要な場合があります。小児科へ行って、相談しましょう。

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