離乳食中期 7ヶ月からの離乳食

離乳食・断乳

離乳食の中期と言われる時期です。離乳食の回数を2回に増やします。

その分、母乳またはミルクの量が一回分くらい減って、800mlになります。

これは、母乳またはミルクの回数が減るのではなく、離乳食が増えて離乳食後の哺乳量が減るからです。母乳またはミルクの回数を減らす必要はありません。授乳回数は、一日に5回が理想です。

離乳食を始めて1ヶ月以上たったので、スプーンがお口の中に入る感覚にも慣れてきていると思います。食べ物は、プリンくらいの硬さが理想です。

この時期は、体の中で、唾液・胃液などの消化酵素を増やすことが出来る時期です。小腸ではタンパク質と脂質の消化酵素が多くなり、消化と吸収の練習をします。

タンパク質を足しましょう

基本的なおかゆと野菜は、離乳食初期の時同様、ご飯を煮て、お味噌汁の野菜を取りわけて離乳食にします。

離乳食中期になると、タンパク質を取るようにしましょう。卵・大豆のタンパク質は初期の頃に食べているので、今度は魚・肉に挑戦しましよう。

魚をあげてみましょう

まずは魚から挑戦してみましょう。魚は、鯛やヒラメなどの白身から与えます。鮭の身はサーモンピンクですが、白身魚です。使いやすいお魚なので、覚えておいてください。

さて、調理法ですが、お魚一匹を買っても、離乳食で使うのはほんの少し。そこで便利なのが、お刺身です。骨もなく、離乳食にはとても使いやすい食材です。

お刺身を使って離乳食にすることを知っている方はいると思いますが、大半の人は、お刺身を茹でてしまいます。でも、この時期はまだ調味料を使って味付けはしないので、茹でてしまうと、旨味も抜けてパサパサ感だけが残ります。全く美味しくないですよね。

レンジを使って簡単調理&旨みを逃さない

簡単に旨味を逃さない調理法は、電子レンジです。

お刺身をラップで包み、少しお水にいれて、電子レンジて1分程度加熱してください。電子レンジによって加熱時間を調整してくださいね。しっかりと火を通すことは、とても大切です。

加熱したお刺身をすり潰せば、簡単に離乳食が出来ます。白身魚から始めて大丈夫なら、赤身の魚や鶏肉も挑戦してみましょう。

タンパク質➕野菜➕おかゆ

この3つが揃った離乳食が、中期の離乳食になります。

タンパク質食品は、卵黄か、お魚か、鶏肉か、豆腐のうちのどれかをあげてくださいね。お魚やお肉がない時などは、しらすとご飯を一緒に煮ておかゆにしてもいいですね。しらすは、冷凍しておくと便利です。

まだまだ味付けは必要ありませんが、大人が食べて美味しくないものは、赤ちゃんも食べません。素材そのものが美味しいものや、旨味を逃さない調理法で作ってみましょう。

胃袋の大きさ「200ml」を意識

1歳までの赤ちゃんの胃袋の大きさは、200mlです。丁度、哺乳瓶をイメージしていだだければいいかと思います。

この限られた大きさに、一回の食事で何を入れるのかが重要です。

離乳食と母乳またはミルクの割合は、離乳食100g➕母乳またはミルク100gが、この月齢の理想の割合です。

哺乳瓶の半分は食べ物が入るということです。その食べ物の質を考えましょう。

炭水化物ばかりや、赤ちゃん用のお菓子、バナナなどで哺乳瓶の半分の量を入れてしまうと、タンパク質や野菜が入らなくなってしまいます。

また、離乳食の前に授乳してしまうと、すぐに胃袋はいっぱいになってしまいます。

食事の前には、哺乳瓶の大きさの胃袋を空っぽにして、胃袋に入る食事内容を意識してみましょう。

離乳食の硬さを判断するポイントと注意点

離乳食中期は、消化・吸収の練習の時期です。

食事中のお茶は、消化酵素を薄めてしまいます。なるべく、食事中のお茶はやめましょう。

食べ物の硬さは、飲み込むことが出来れば、まずはオッケーなのですが、うんちにそのまま出てくるようであれば、もう少し柔らかくする必要があるということです。

飲み込みとうんちで、お子さんの離乳食の硬さを判断してくださいね。

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