私が子育てをしている頃、祖母や母から、昔は1歳を過ぎたらおむつを外したものだと言われました。今のママ達ほ、3歳くらいにおむつが取れたらいいなと言っているのを聞きます。昔は1歳を過ぎたら、今は3歳までに、互いにそんな時代なのかもしれません。
でも、赤ちゃんの持っている可能性に、今も昔もありません。ただ今の大人が、おむつ外しのやり方を知らないだけです。
私は、保育士として、10年子育て支援センターに勤務し、たくさんの方にこのやり方を伝え、おむつを外してきました。このやり方なら、1歳半でおむつ外しは完了します。
この記事を読んだのをきっかけに、是非、今日から、始めてみましょう。
おまる、または補助便座を用意しましょう
お家のトイレの様式によりますが、和式トイレの場所はおまるを、洋式トイレの場所は、補助便座を用意しましょう。
トイレに入り、便座に座ってみましょう
大人にとっては当たり前の行為なのですが、子供にとって今まで経験した事のないトイレに入り便座に座るということは、なかなかハードルが高い事なのです。
実は、便座に座る事に抵抗があるお子さんはとても多く、トイレトレーニングの1番の難関です。特に2〜3歳になって初めてトイレに座ってみるお子さんに多いかもしれません。
子供は、始めて経験する事、いつもと違う場所にとても抵抗を示します。家の中にあっても、トイレは、狭く他の部屋とは違う異空間な場所です。
自分には関係のない場所だったトイレに急に入れと言われても、座った事のない便座に座れと言われても、抵抗があるものです。
1歳前のお子さんは、まだ、この感覚がなく、抵抗なく便座に座る事が出来ます。
このよう理由から、お子さんに意志が出てくる前にトイレに座る習慣をつけてもらいたいのです。
お子さんが8ヶ月になったら、お昼寝前に必ずおむつを変えて、起きた時にすぐにおむつをみて、濡れていない時があれば、大人が支えながら1分くらいトイレに座らせてみてください。10ヶ月になったら、お昼寝後に、おむつが濡れているいないに関係なく、おむつを外して便座に座らせてください。おしっこが出る出ないは関係ありません。トイレに座る習慣を生活の中に入れて欲しいのです。
タイミングも大事で、人は起きた後にはトイレに行きたくなります。おしっこが出るかもしれない時に座らせる事が大事です。ですから、必ずお昼寝の後に座らせてください。
8ヶ月を過ぎているお子さんも、遅いわけではありません。今日から、始めてください。
残念ながら、抵抗を示しているお子さんに対しては、大人が、座ってみせて安心させる、便座に座ったらご褒美がもらえる、お話が出来るお子さんは、何が嫌なのかを聞きそれを取り除くなど、お子さんのタイプに合わせて、まず、座ってみることを頑張ってみてください。
トイレに入って、便座に座る事ができれば、トイレトレーニングは、50%成功です。
出なくても根気よくトイレに座りましょう
お昼寝の後トイレに座る事を根気よく続けていると、おしっこが出るタイミングに座っているわけですから、そのうちにトイレでおしっこが出る日が来ます。1歳前にトイレでおしっこをする経験をさせる事は、とても大事な事なのです。
2〜3歳になってトイレトレーニングを始めると、おむつの中で排泄をする事が子供にとって当たり前の事になってしまっています。
そして、急にトイレに連れて行き、そこで排泄をしなさいというのは、大人がおむつをはかされて、そこで排泄しなさいと言われる事と同じです。できませんよね。
子供に意志が出る1歳前に、排泄は、おむつとトイレでするという状況を作っておいて欲しいのです。
いよいよトイレでおしっこです
トイレでおしっこが出ると、とてもうれしいですね。根気よく続けてきたのが報われる瞬間です。そして、トイレでおしっこができる我が子を褒めましょう。
しかし、一度出来たからと言って、また、必ずできるものではありません。最初はたまたま出たのです。次は、明日かもしれませんが、一週間後かもしれません。とにかく、根気よく続けて下さい。そのうちに、一週間に一度だったのが、3日に一度になり、毎日出るようになります。
何度か、トイレでおしっこをする経験を重ねると、トイレに座ると下腹部に力を入れて、排泄しようとする様子が見えるようになります。トイレで排泄する事を覚えたのです。ここまでくると、80%成功です。
0歳児でできるトイレトレーニングは、ここまでです。余裕があれば、朝起きた時もやってみてください。しかし、決して無理はせず、毎日根気よく続けてくださいね。
この後は、1歳から2歳のトイレトレーニングでお話ししますね。
