喃語(なんご)から言葉・おしゃべりへ 会話の始まりは2歳半までに

喃語(なんご)と呼ばれる「あーあー」などから、「ママ」「パパ」「まんま」など意味のある言葉を話出すと、うれしいですね。

言葉を話すようになると言っても、いろいろな段階があります。話し始めたお子さんにしてあげてほしい接し方をお話しします。

会話の始まりは、3ヶ月から

会話は、喃語や言葉を言い始めた時から始まりのように思いますが、言葉はコミュニケーションツールです。相手に伝えようと思わないと話す必要はありません。

赤ちゃんとママとのコミュニケーションは、産まれてすぐから始まっています。赤ちゃんは母乳をあげている時、じっとママの顔を見ています。その見るという行為が、ママとのコミュニケーションなのです。

そして、3ヶ月くらいになると、顔を見て笑ったり、あーあーと喃語を話したり、ママの顔を見てニッコリ笑うようになります。まだ、赤ちゃんだからわからないではなく、コミュニケーションをとる楽しさを教えてあげる時期です。

指差しの意味

6ヶ月を過ぎた頃から、指差しが始まります。興味のある物に指を指し、自分の思いを伝えようとします。この指差しは物の名前を聞こうとしている時もあれば、要求を伝えようとしている時もあります。

例えば、車を指差ししたら、

  1. 車が来た。と伝えたい
  2. ママと同じ車だと伝えたい
  3. 車に乗って、お出掛けしたいと伝えたい

など、ひとつの指差しからたくさんの伝えたい事が浮かびます。

いつも、そばにいる親なら子供が何を伝えたいかがわかるものです。

そばにいる親は、「車来たね〜」「ママと同じ赤い車だね」「車乗って、公園行きたいね」など、必ずこの指差しの意味を言葉でお子さんに聞かせてください。自分の思ってる事を言葉にしてもらう事で、言葉の表現の仕方を学びます。

要求の指差し、意味を言葉に

例えば、子供がおもちゃを指差し、おもちゃを取ってほしい事を伝えようとしたとします。

親はおもちゃを取ってほしいんだなとわかるので、すぐに手渡してしまいますが、この時も必ず「おもちゃちょうだい、だね。」と指差しの意味を言葉にしてください。

そして、「ちょうだい」というジェスチャーをさせてください。親子で決めたジェスチャーなら、なんでもいいですよ。これを繰り返す事で、自分の要求を伝えなければいけないという事を自然と学びます。

指差しだけで大人が動いてしまうと、話す必要を感じることがなく成長してしまいます。言葉は、自分の思いを伝えようと思わないと必要の無いものになってしまいます。

テレビばかり見ていると、話すのが遅くなる?

テレビばかり見ていると、話す事が遅くなると言われています。

テレビを見ていると、歌を覚えてたり、お気に入りの言葉を覚えおしゃべりが上手になっているように思ってしまいます。しかしそれは、耳に入ってきた音を覚えて言っているだけで、おしゃべりではありません。

話すという事は、自分の思いを言葉にして伝える事です。人対人のコミュニケーションです。

テレビは、一方的に入ってくる音です。テレビを見ている間は、自分の思いを言葉にする必要がないので、長い時間テレビばかり見ていると、話す必要がなく、おしゃべりが遅くなります。

2歳半までに、自分の思いを言葉にできるように

1歳前からおしゃべりするお子さんがいれば、2歳を過ぎてもなかなかおしゃべりしてくれないお子さんもいます。言葉が出てこないと心配になりますね。

一般的に、おしゃべりができなくて様子をみるタイムリミットは、2歳半だと言われています。2歳半までに、自分の思いを言葉にできなければいけません。DVDなどのセリフを覚えて言っているのはおしゃべりしているとは言えません。

お話しができなくても、大人の言っている事がすべてわかっている子もいれば、指示が通らないお子さんもいます。

どちらにしろ、2歳半までにおしゃべりができないようであれば、保健師や、医師に相談しましょう。そして、おしゃべりができるようになるようなヒントをもらって、毎日の生活に取り入れましょう。

指差しの時期から、思い・要求を伝えることを教えよう

指差しの時期は、お話しはしなくても、頭の中に言葉をたくさん溜め込んでいる時期です。たくさんの言葉を聞かせ、自分の要求を伝えようとすることを学ぶ時期なのです。

大人が子供の思いを言葉にして聞かせ、要求は、ジェスチャーで伝えさせる事を毎日繰り返していれば、おしゃべりが上手になり、人とのコミュニケーション能力が自然と身に付きます。

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